根室から出発し、まず向かったのは納沙布岬。日本の最東端にある岬で、晴れた日には北方領土の島々が肉眼で見える。ライダーとして、日本の端に立ってみたかった。
納沙布岬 — 日本最北東端
灯台の前にXSR900を停め、海を見た。水平線のすぐ向こうに、島の稜線がはっきりと見えた。歯舞群島だ。あそこは日本の領土なのに、自由に行けない。距離は数キロしかないのに。
北方領土返還運動に署名する
岬の近くには北方領土に関する資料館がある。北方領土がどのように失われたか、返還運動がどう続いているかを展示している施設だ。島の位置関係が一目でわかる地図が印象的だった。
返還運動の署名を求められ、迷わず署名した。旅行者として気軽に立ち寄った場所だったが、実際に自分の目で島を見て、銅像の前に立つと、この問題が「遠い話」ではないと感じた。
知床国立公園へ
根室を後にして北上し、知床方面へ向かう。途中の施設でヒグマの剥製を見た。本州のツキノワグマとはスケールが違う。この大きさが北海道の山を歩いているのかと思うと、林道を走るときは気をつけないといけない。
知床五湖は期待以上だった。木道から見渡す湖面に知床連山が映り込み、風がなければ完璧な鏡になる。ヒグマの出没情報があると立入制限がかかるエリアもあるが、この日は全コース歩けた。世界自然遺産に登録されているだけのことはある。
今日の宿は小清水町。明日は神の子池と網走へ向かう。
今日立ち寄った場所
1
納沙布岬
北海道根室市納沙布 / 日本最東端の岬。北方領土の島々を望める。納沙布岬灯台、望郷の家など。
2
知床五湖
北海道斜里郡斜里町岩宇別 / 知床国立公園内。世界自然遺産。高架木道(無料)と地上遊歩道(有料・ガイドツアー)。ヒグマ活動期は立入制限あり。